理学部まど科

ほむオタク

微分と変分の交換について

最小作用の原理からオイラーラグランジュ方程式を導くときにいつも \delta \left( \frac{dx}{dt}\right)=\frac{d(\delta x)}{dt}をやっていた。これはあまり教科書で見なかったのだが考えてみれば当たり前だった。そのメモである。

 \delta \left( \frac{dx}{dt}\right)=\frac{d(x+\delta x)}{dt}-\frac{dx}{dt}=\frac{d(\delta x)}{dt}

やってみればほぼ自明だった。教科書にのらないわけだ。自分はどこで悩んでいたんだろう?

 

LaTeXで使っている演習用プリセット

メモ。

\renewcommand{\thesection}{[問題\arabic{section}]}
\renewcommand{\thesubsection}{(\arabic{subsection})}
\renewcommand{\thesubsubsection}{(\roman{subsubsection})}  

 \LaTeXマークアップがどうのこうのでこうして新たなアレができるらしい。

これをプリアンブル(\documentclass~と\begin{document}の間)に書いてやるとよい。この[問題1](2)(iii)のような形式は演習で使われている形式そのままである。

例として

\section{暁美ほむら}

以下の問に答えよ。

\subsection{鹿目まどか}

かわいい

\subsection{美樹さやか}

かわいい

\subsubsection{巴マミ}

かわいい

\subsubsection{佐倉杏子}

かわいい 

 のようにすると

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こんな感じになる。

わかる人にわからない人の気持ちはわからない

Twitter上で「技術系の同人誌を書きたいがこのレベルを欲しがる人がいるか問題」という話があった。自分の書ける内容についてやはり既出であるとか、もっと上位互換の本が存在しているとか考えるとそういう気持ちになる。

自分レベルのような人はその内容を欲しているかもしれない。同じようなところで詰まって悩んでいるかもしれない。そういうわけで助けようと思ってなにか書こうとしても、そのためには自分のレベルより高度な知識を要するだろうし、そうなると過去のできなかった気持ちも忘れてしまう。過去に難しいと思っていた内容を後で見返したらなんでこんなところで立ち止まっていたのか、と思うような感覚だ。何故悩んでいたのか忘れてしまうのだ。理解すると悩んでいた部分が自明に覚えてしまう。

もちろんわからない人にとって自明じゃないというのは理解できる。そのまま自明ではないだろうと書き続けると記述が冗長になり、舐め腐った感じに見え、かえって分かりづらくなる。結局目的は果たせない。

自分の発表を考えているときなどはこの壁によくぶちあたる。こういうのを物ともせず、初学者向けに書かれる教科書は本当に優秀だ。もちろんその著者も悩み抜いて書いているだろうが。

この壁、フォロワーの言っていた「自転車の乗り方」という例えがわかりやすいだろう。補助輪を外したときの感覚を乗れない子供に説明できるかということだ。参考書やウェブサイトなんかでも突然補助輪を外すことが多い。そこで後ろを押してくれる人間が必要だがそれが教師だったりチューターだったりの役割である。しかし彼らだって補助輪を外して久しい。悩み相談に乗れるのは今まさに自転車に乗ろうとしている人なのだ。それも不可能なので、結局全部自分で解決するしかなくなりまた助けを必要とする人が増える。

学習もその手助けも大変なのだ。

新年度🌸

見て、東村山の桜並木。めっちゃきれい。
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新年度ということで、学年が上がったり、進学したり、入社したり、まあいろいろある。

今年は学部2年となって実験が始まるらしい。どんなものかは知らん。
理学部なのに文学部の授業入れようと試みたり今年もお勉強を頑張っていきたい。
あと去年投げていた複素関数とかPythonも。

元号”令和”も発表され、なんやかんや言いつつも大盛り上がりしているので新しい時代も間近だなあと感じる。
以上、お元気で。

立教大学理学部合同勉強会

もともとは一個上の先輩方の自主ゼミだったらしい。というか数学科だったらしい。

我々の代、数学科と物理学科の自主ゼミっぽい集団がその勉強会へ参加した。ゼミとは名ばかり、後半は各々好きなことを話すだけの会になっていた。

勉強会はみんななんかすごい難しいこと発表しててすごいなーってなった。

ちなみに発表したのは僕以外みんな先輩方でした。おい、お前ら。

 

僕がやったのは特殊相対性理論。と言っても物理学科の授業で一度扱った内容を焼き直したものだったけど。

進捗を生むために当日の朝4時まで起きていたのよ。まあちゃんと準備していなかったと言えばそう。


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それっぽい写真。

 

どうせ雑にやるだけだしそんな時間かからないでしょーって思ったら3コマ(90分*3)もかかって驚いた。

この発表に伴いいろいろ特殊相対性理論についてまとめなどしたので講義しようと思えばできる。しない。ほむらちゃんと学ぶ特殊相対性理論の本出したい。出さない。なぜならば描けるほどのアレはないので。

熱海IC問題にひっかかった

数物セミナー合同合宿#spm19thに参加したわけだが、集合場所は三島というわけなので在来線で東村山から頑張りなどをした。すなわち次の結果となった。
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チャージ金額がいくら足りていようと通り抜けは不可能。熱海IC問題は早急に解決すべき課題である。いちいち精算しているとなんのための交通系ICカードなのかという気持ちになる。
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全国で相互利用ができるようになった交通系ICであるが、エリアをまたぐことは未だに不可能であるらしい。”またぐとき”だけきっぷを買い直すというのもなかなかふざけた話だ。

以前にも似たようなことがあった。
京都から名古屋まで電車での移動を試みたときだ。このときは米原あたりでエリアをまたぐので、そこではやはりICカードを使って通過はできない。電車自体は改札を通らずに乗れるので、結局京都駅で精算した。
改札を通らず電車に乗れるというところが罠で、便利なんだか不便なんだかよくわからないのである。いや、不便。